推薦入試の合格の報せが名門会の教室にも続々と届いています。今回は津田沼駅前校から、見事、北里大学医学部医学科に指定校推薦で現役合格を果たした、尾崎文哉さん(茗溪学園高校)にお話を聞いてきました。
中学から6年間指導した英語プロ教師 都田あゆみ先生と、教務担任の松村先生とともに、合格までを振り返ってもらいましたのでご紹介したいと思います。
■中学合格直後から、医学部への指定校推薦を目標にスタート
尾崎さんのご家庭と名門会との出会いは2人のお姉様の受験に始まり、文哉さんの合格までの14年間という長いお付き合いだそう。英語の都田先生は、お姉様の指導を担当して指定校推薦で東京女子医科大合格へ導いたという経緯もあり、弟の文哉さんの指導を中学に合格した小6の2月から始めることになりました。
「中学受験では本命校には合格できなかった」という文哉さんですが、お母様の事前リサーチで、医学部の指定校推薦枠がある茨城の茗溪学園を併願校に受験して合格、進学を決めたことで、中学入学前から名門会で“指定校推薦を取るための勉強”をスタートさせました。
■6年間、名門会との二人三脚で成績最上位をキープ
医学部の指定校推薦を取るためには、学内での成績で最上位をしっかり確保し続けることが何より重要です。
文哉さんは早いスタートの甲斐あって中1から成績でしっかりアドバンテージが取れました。そして、ここで好成績に甘んじ気を緩めることなく、指定校推薦を取るための名門会の“文哉さん用カリキュラム”に全幅の信頼を寄せ、計画的かつ真摯に学習を続けてくれました。
結果として、高3で評定平均値4.8という文句なしの成績で、見事、学内の北里大医学部の指定校推薦の枠を取ることができました。
文哉さんが素晴らしかったのは、6年間手を抜くことなく「やるべきことをしっかりやり切る」ことを続けた点です。部活動をしながらも、茨城からの学校帰りに名門会の津田沼駅前校に通うという日々を重ねてくれた結果です。
■傾向が変わった今年の学科試験と、救われた小論文・面接対策
一般学部と違い、必ず合格できるとは限らないのが医学部の指定校推薦です。推薦がうまくいかなったことも想定し、早い段階から数学・理科の先取り授業のカリキュラムを組んで、一般受験の対策も並行して行いました。また、小論文・面接対策も直前で慌しく行うのではなく、カリキュラムに計画的に組み込みました。
今年の北里大推薦の学科試験は前年と問題傾向が大きく変わり、ほかの受験生同様に文哉さんもとまどったとのことですが、小論文と面接は、名門会で対策してきたことが非常に役に立ち、冷静に臨めたそうです。
■“高い意識”と“強い意志”が引き寄せた医学部合格
お話しを聞いている間も終始柔和な笑顔で、優しい印象の文哉さんでしたが、合格までの道のりの中では、「部活を辞めて勉強に集中したほうがよいのではないか」という周りからの提案に、それまで見せたことのない厳しい顔ではっきり「NO」という答えを出したことがあったのだそうです。今回、その理由を教えてくれました。
「入学して20人以上いた部活のメンバーが半分以上辞めてしまった。でも、最後まで一緒に頑張り続けていたメンバーが、勉強においてもいいライバル関係になっていたんです。“部活を辞めないと勉強ができない”という逃げは、したくなかったんです。」
中学1年生から6年間、「指定校推薦を取って医学部に合格する」という高い意識を持ち続け、名門会を信じて最後までぶれることなく勉強を重ねた文哉さん。見事に合格を引き寄せた、自身の意地と強い意志を、そんなところにも垣間見た気がしました。
取材を終え、今回の推薦合格のポイントをまとめてみました。
●指定校推薦を見据えた、中学受験の併願校選択
●指定校推薦を取るための、早いスタートとトップの成績維持
●医学部受験に精通した名門会による合格カリキュラムと、これを6年間ぶれることなくやり続けた高い意識と強い意志。
つかむべくしてつかんだ指定校推薦での医学部合格。6年間の日々の努力の結果です。
文哉さん、本当におめでとうございます!