去る5月27日(日)の13時より、東京「有楽町朝日ホール」にて、『中学入試対策セミナー ~大学受験を
見据えた学校選びと保護者の心構えとは~』を朝日新聞社メディアビジネス局主催、朝日学生新聞社後援、名門会家庭教師センター特別協賛で開催いたしました。
当日は中学入試を考えている多くの皆様にご来場いただき、セミナーは3部構成で行われました。以下、その内容を簡単にご紹介いたします。
第1部は「保護者が知っておくべきこれからの中学受験、大学受験のポイント」でした。
大学通信 常務取締役の安田賢治先生より、わかりやすく“今のお子様たち”の中学受験・大学受験についてご説明いただきました。
例えば、センター試験廃止後の新テストのこと、文部科学省の指導によって東京23区内の大学入学定員が厳格化され、その影響を受けて23区内にある私立大を中心に大学入試が難化していること、また現在の小学6年生は新学習指導要領の完全施行の学年に当たるために更に大学入試が大きく変わることなど、具体的な情報を基に子どもを取り巻くこれからの受験の概要を伺うことができました。
第2部は「大学入試改革がもたらす中学入試の流れ ~2018年度入試問題分析~」と題して、名門会中学受験プロジェクトチームの金子智之より説明させていただきました。0527-2安田先生のお話を受けて、センター試験廃止や記述の導入、英語4技能の評価といった大学入試の改革に伴って、中学入試で英語を入試科目に課す学校が増えていることや、理科・社会においては科目横断型の入試問題が増加していること。算数では問題文が長文化し、「問われていることは何か」のしっかりとした条件整理がまず必要になってきていること。いずれの教科も、基礎的な知識に加え「それをどう使うのか」という思考力・表現力を試す問題が増えていることなどについて、実際の入試問題例を示しながらお話させていただきました。
第3部は、先輩パパ・ママ座談会『中学受験合格への軌跡』として、第1部で講演いただいた安田先生をコーディネーターにお迎えし、この春、見事第一志望中学の合格を勝ち取られ、桜蔭中、麻布中、慶應義塾中等部に進学された3名の保護者の方々によるパネルディスカッションを行いました。
合格をつかむまでに起った各ご家庭のドラマや、お父様・お母様の葛藤など、なかなか聞けない本音トークが飛び交う非常に興味深い内容でした。「模試の結果に一喜一憂しない」、「最後の模試まで合格可能性は40%だった」、「1月の受験校に落ちて、やっとやる気になった」などのお話しに、会場の皆様は時にうなずき、時に微笑みながら、真剣にメモを取っていました。
会場の外には、第2部の講演の中でご紹介した「お勧め教材・書籍」の販売コーナーが設けられました。気になる教材を手に、お子様と相談する姿も。
また当日は、名門会の進学アドバイザーによる個別相談コーナーを開設させていただきました。セミナーの講演を聞いての疑問やご質問、お子様の中学受験についての具体的な相談など、多くの皆様にお越しいただきました。
今回のセミナーが、ご来場いただいた皆様のお役に立てたのであれば幸いです。